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提供: baserCMS公式ガイド

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(動作環境)
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== インストールの種類 ==
 
== インストールの種類 ==
baserCMSをインストールには、baserCMS公式サイトの[http://basercms.net/download/index.html ダウンロードページ]からファイルをダウンロードしてインストールする方法と、レンタルサーバー会社が用意している「[[簡単インストール]]」を利用する方法があります([[簡単インストール#簡単インストールが利用できるレンタルサーバー|利用可能サーバーの一覧]])。<br/>
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baserCMSをインストールには、baserCMS公式サイトの[https://basercms.net/download/index.html ダウンロードページ]からファイルをダウンロードしてインストールする方法と、レンタルサーバー会社が用意している「[[簡単インストール]]」を利用する方法があります([[簡単インストール#簡単インストールが利用できるレンタルサーバー|利用可能サーバーの一覧]])。<br/>
 
<small>baserCMSの最新の開発パッケージは [github][1] よりダウンロードできます。</small>
 
<small>baserCMSの最新の開発パッケージは [github][1] よりダウンロードできます。</small>
  
   [1]: https://github.com/basercms/basercms
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   [1]: https://github.com/baserproject/basercms
  
 
簡単インストールの具体的な手順は、レンタルサーバー会社によって異なります。各社のホームページが用意しているマニュアルを参照してください。
 
簡単インストールの具体的な手順は、レンタルサーバー会社によって異なります。各社のホームページが用意しているマニュアルを参照してください。
 
## 設置
 
 
* 解凍ソフトを利用し、解凍したできたフォルダの中身をそのままの状態で全て WEBサーバーの任意のフォルダにアップロードします。
 
 
<small>※ baserCMSはサブフォルダでも動作可能です。</small>
 
 
 
  
 
== 動作環境 ==
 
== 動作環境 ==
 
最新の動作環境は公式サイトの[http://basercms.net/about/system システム要件]をご覧ください。
 
最新の動作環境は公式サイトの[http://basercms.net/about/system システム要件]をご覧ください。
  
なお、有名なレンタルサーバーであれば、条件をほぼ満たしています。公式サイトに[http://basercms.net/hosting/index 動作確認済みレンタルサーバー]がありますので、そちらを確認しても良いでしょう。ただし、サーバーによっては追加設定が必要な場合があります。<ref>詳細は「[[レンタルサーバー毎の設定]]」をご覧ください。</ref>
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インストールを始める前に「[[レンタルサーバー毎の設定]]」をご確認ください。現時点で解決済みの古い情報がある可能性もありますので、何か問題が発生した時点で思い出していただいてもよいでしょう。
 
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== baserCMSのダウンロード ==
 
== baserCMSのダウンロード ==
 
baserCMSのダウンロードは公式サイトまたはgitHubから行うことが出来ます。通常は公式サイトよりダウンロードします。
 
baserCMSのダウンロードは公式サイトまたはgitHubから行うことが出来ます。通常は公式サイトよりダウンロードします。
*[http://basercms.net baserCMS公式サイト] -上部メニュー「ダウンロード」「コアダウンロード」よりダウンロード出来ます。
+
*[https://basercms.net baserCMS公式サイト] -上部メニュー「ダウンロード」「コアダウンロード」よりダウンロード出来ます。
*[https://github.com/basercms/basercms gitHub] -gitHub baserCMSのリポジトリ
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*[https://github.com/basercms/basercms gitHub] -gitHub baserCMSのリポジトリ 
 
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== サーバーへのアップロード ==
 
== サーバーへのアップロード ==
FTP等を使って、インストールしたいフォルダに以下のフォルダとファイルをアップロードします。なお、バージョンによってフォルダ構造に違いがあります。
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## 設置
  
###Ver.3系統
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* FTPなどを使って、ファイル一式を全てWEBサーバーの任意のフォルダにアップロードします。
*appフォルダとそれに含まれるファイル全て
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*libフォルダとそれに含まれるファイル全て
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*.htaccess
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*index.php
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<small>※ baserCMSはサブフォルダでも動作可能です。</small>
###Ver.2系統
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*appフォルダとそれに含まれるファイル全て
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*baserフォルダとそれに含まれるファイル全て
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*cakeフォルダとそれに含まれるファイル全て
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*.htaccess
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*index.php
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== インストールの開始 ==
 
== インストールの開始 ==
インストールを始める前に「[[レンタルサーバー毎の設定]]」をご覧ください。ご利用のレンタルサーバーで設定すべき項目があれば、インストール前に設定しておくことをおすすめします。
 
 
  
 
## インストーラーページを開く
 
## インストーラーページを開く
  
baserCMSを、http://localhost/ としてインストールするという例で説明します。
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baserCMSを、https://example.com/ としてインストールするものとして説明します。
 
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[[ファイル:install1.png]]
 
[[ファイル:install1.png]]
  
* ブラウザでbaserCMSを設置したフォルダのトップページにアクセスするとインストールページが表示されます。<br /> (例) http://localhost/
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* ブラウザでbaserCMSを設置したフォルダのトップページにアクセスするとインストールページが表示されます。<br /> (例) https://example.com/
 
* まずは、説明文をよく読んで「次のステップ」をクリックするとステップ2のページに進みます。
 
* まずは、説明文をよく読んで「次のステップ」をクリックするとステップ2のページに進みます。
  
 
## ステップ2
 
## ステップ2
 
 
  
 
<span style="color:red;">環境チェックを行います。</span>
 
<span style="color:red;">環境チェックを行います。</span>
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baserCMS は、環境に応じて2種類の URL 形式をとる事ができます。
 
baserCMS は、環境に応じて2種類の URL 形式をとる事ができます。
  
* [パターン1] スマートURL有効:<br /> (例) http://localhost/contact/index
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* [パターン1] スマートURL有効:<br /> (例) https://example.com/contact/index
* [パターン2] スマートURL無効:<br /> (例) http://localhost/index.php/contact/index
+
* [パターン2] スマートURL無効:<br /> (例) https://example.com/index.php/contact/index
  
 
### 手動でスマートURLを設定する
 
### 手動でスマートURLを設定する
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「[http://wiki.basercms.net/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%A4%B1%E6%95%97%E6%99%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%96%B9%E6%B3%95 インストール失敗時の対処]」を参照してください。
 
「[http://wiki.basercms.net/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%A4%B1%E6%95%97%E6%99%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%96%B9%E6%B3%95 インストール失敗時の対処]」を参照してください。
  
 
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== バージョンアップ ==
 
== バージョンアップ ==
baserCMSの新バージョンがリリースされる度に、必要作業が[http://basercms.net/ 公式サイト]でアナウンスされます。その手順に従えば、基本的に誰でもバージョンアップ作業をすることが可能です。ただし、[http://b-comi.com/service/b_sup#BsupVer 有償でのサービス]もあり、複数バージョンをまたいだアップデートや、自身での作業に自信がない場合に利用できます。
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baserCMSの新バージョンがリリースされる度に、必要作業が[https://basercms.net/ 公式サイト]でアナウンスされます。その手順に従えば、基本的に誰でもバージョンアップ作業をすることが可能です。ただし、[http://b-comi.com/service/b_sup#BsupVer 有償でのサービス]もあり、複数バージョンをまたいだアップデートや、自身での作業に自信がない場合に利用できます。
  
  
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<references/>
 
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== 外部参考リンク ==
 
== 外部参考リンク ==
 
*[http://naka7772.blog.fc2.com/blog-entry-219.html 初心者がWEB開発に挑戦] -baserCMSインストール時の表示崩れ対策
 
*[http://naka7772.blog.fc2.com/blog-entry-219.html 初心者がWEB開発に挑戦] -baserCMSインストール時の表示崩れ対策
*[http://d.hatena.ne.jp/masyura7001/20111224/1324690732 へたれWEB制作者のめもちょう] -basercmsをWinXPのローカル環境にインストールする(Win7でも可能)
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*[http://d.hatena.ne.jp/masyura7001/20111224/1324690732 へたれWEB制作者のめもちょう] -baserCMSをWindowsXPのローカル環境にインストールする(Win7でも可能)
  
 
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''テキスト寄贈:[http://hiniarata.jp/ 馬庭 吾一@株式会社ヒニアラタ]''
 
''テキスト寄贈:[http://hiniarata.jp/ 馬庭 吾一@株式会社ヒニアラタ]''
 
[[Category:利用ガイド]]
 
[[Category:利用ガイド]]

2020年9月30日 (水) 04:39時点における版

baserCMSのインストールは簡単です。このページでは事前準備とインストール完了までの流れについて説明しています。

インストールの種類

baserCMSをインストールには、baserCMS公式サイトのダウンロードページからファイルをダウンロードしてインストールする方法と、レンタルサーバー会社が用意している「簡単インストール」を利用する方法があります(利用可能サーバーの一覧)。
baserCMSの最新の開発パッケージは github よりダウンロードできます。

簡単インストールの具体的な手順は、レンタルサーバー会社によって異なります。各社のホームページが用意しているマニュアルを参照してください。

動作環境

最新の動作環境は公式サイトのシステム要件をご覧ください。

インストールを始める前に「レンタルサーバー毎の設定」をご確認ください。現時点で解決済みの古い情報がある可能性もありますので、何か問題が発生した時点で思い出していただいてもよいでしょう。

baserCMSのダウンロード

baserCMSのダウンロードは公式サイトまたはgitHubから行うことが出来ます。通常は公式サイトよりダウンロードします。

  • baserCMS公式サイト -上部メニュー「ダウンロード」「コアダウンロード」よりダウンロード出来ます。
  • gitHub -gitHub baserCMSのリポジトリ 

サーバーへのアップロード

設置

  • FTPなどを使って、ファイル一式を全てWEBサーバーの任意のフォルダにアップロードします。

※ baserCMSはサブフォルダでも動作可能です。

インストールの開始

インストーラーページを開く

baserCMSを、https://example.com/ としてインストールするものとして説明します。

インストールを開始します。

install1.png

  • ブラウザでbaserCMSを設置したフォルダのトップページにアクセスするとインストールページが表示されます。
    (例) https://example.com/
  • まずは、説明文をよく読んで「次のステップ」をクリックするとステップ2のページに進みます。

ステップ2

環境チェックを行います。

install2.png

  • ステップ2のページが表示される際、サーバーの環境を自動的に調査しその結果が表示されます。
  • 基本必須条件を全て満たせばインストールの準備は完了です。満たしていない箇所を一つずつ解消していきます。
    ※ 各ディレクトリの書き込み権限は、707 (サーバーによっては777)に設定します。
  • 基本必須条件の全ての項目を満たすまで、「再チェック」ボタンをクリックして再チェックを行います。
  • 基本必須条件の全ての項目を満たした時点で、「次のステップへ」というボタンが表示されます。
  • 「次のステップへ」をクリックするとステップ3のページに進みます。

ステップ3

データベースの選択を行います。

install3.png

  • 現在、MySQL、PostgreSQL、SQLite3 の3つの方法を選択できますので、ご利用の環境や用途に応じて選択して下さい。
  • MySQL、PostgreSQLを選択した場合には、ホスト名、ユーザー名、パスワード、データベース名の情報を入力し接続テストを行います。データベース名は任意で設定して構いません。
    既に他のアプリケーションで利用しているデータベースを利用する場合には、プレフィックス名を利用する事で共存可能です。
    なお、プレフィックス名は既存のアプリケーションと被らない任意の名称で設定する必要があります。
    ※ 事前にデータベースの準備を行っておく必要があります。
  • 「次のステップへ」をクリックするとデータベースを初期化して、ステップ4のページに進みます。

ファイルデータベース

MySQL 等のデータベースサーバーが利用できない場合、もしくは、新着情報とお問い合せフォームの利用でデータベースサーバーを利用するのは大げさすぎるという場合等には、ファイルベースのデータベースの利用が可能です。
baserCMS は、SQLite3 というファイルデータベースをサポートしています。

ステップ4

管理ユーザーの登録を行います。

install4.png

  • 管理用のEメールや、管理画面にログインする為の、管理者名、パスワードを入力します。
    ※ 管理者名、パスワードは半角アルファベットと数字の組み合わせで入力して下さい。
  • 「完了」をクリックするとインストールは完了です。インストール完了ページに進みます。

インストール完了

さあ、baserCMSをはじめましょう。

install5.png

  • これでインストールは完了です。お疲れさまでした。
    まずは、正常にインストールされているか、トップページや管理者ページの確認を行いましょう。

インストール完了後

スマートURLについて

baserCMS は、環境に応じて2種類の URL 形式をとる事ができます。

手動でスマートURLを設定する

短かい「パターン1」が望ましいですが、サーバー環境によっては、「パターン2」だけしか利用できない場合もあります。
「パターン1」を利用するには、 WEBサーバーに「Rewrite」というモジュールがインストールされていて、 .htaccess という設定ファイルが利用できる事が前提となります。

※ほとんどのレンタルサーバーでは上記条件を満たしていますが、稀に満たしていないサーバーもあります。

管理システムよりのスマートURL設定がうまくいかない場合は、手作業で設定する事もできます。
詳しくは、スマートURLについて を参考にしてください。

トラブルシューティング

インストール時によくあるトラブルをまとめています。

エラーメッセージが出る

インストールを開始しようとしたら、以下の様なエラーメッセージが複数出て、先へ進まない事があります。

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in ****\basercms\cake\libs\*****.php on line ***

PHPのバージョンによる現象ですが、以下のファイルの中にある『=&』を『=』に書き換えることで、対応できる場合があります。

  • /cake/lib/configre.php
  • /cake/libs/inflector.php

なお、この処理を行った後、表示が崩れたままになる場合があります。エラーが出た当時のCSSをブラウザがキャッシュしているのが原因です。ブラウザキャッシュの削除を行なって、正常なCSSを読み込んで下さい。  

再インストール

インストール失敗時の対処」を参照してください。

バージョンアップ

baserCMSの新バージョンがリリースされる度に、必要作業が公式サイトでアナウンスされます。その手順に従えば、基本的に誰でもバージョンアップ作業をすることが可能です。ただし、有償でのサービスもあり、複数バージョンをまたいだアップデートや、自身での作業に自信がない場合に利用できます。

WordPressとの共存

baserCMS ver.4.0.5以降であれば、そのindex.phpをリネームし.htaccessを調整することによって、WordPressと同じディレクトリへインストールできます。index.phpをリネームするのはWordPressでも同名ファイルを使用するからですが、index.phpをリネームする以上、.htaccessを変更しなければ正常なルーティングが働かないため、結果としてこの2つを書き換える事になります。以下の例はbaserCMSのindex.phpをindex_basercms.phpに変更し、archive配下(WPの管理画面から記事のパーマリンクをarchiveに設定)をWPで表示する場合で、変更後の.htaccessを示しています。

#WordPressとbaserCMSの共存
#両方のインストールを完了させる
#baserCMSの配置を変更
#baserCMSをスマートURLに(4.0.5ではデフォルトでスマートURLはONになっている)。
#WordPressのRewrite設定を行う。
#baserCMSの index.php を index_basercms.php に変更
#.htaccess を下記に書き換える
#(例)archives 配下のみWordPressにしたい場合

RewriteEngine On
RewriteBase /

# トップページ(baserCMS)
RewriteRule ^$ index_basercms.php [L]

# WordPress
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/archives/ [NC]
RewriteRule . /index.php [L]

# baserCMS
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule ^(.*)$ index_basercms.php [QSA,L]

脚注

外部参考リンク



テキスト寄贈:馬庭 吾一@株式会社ヒニアラタ